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健康寿命延ばす心得学ぶ

 「女性の健康を考えるウェルエイジングセミナー2021」が10月30日、長岡市のパストラル長岡で開かれました。長岡市民らが薬に頼りすぎない生活の大切さや、健康寿命を延ばすための心得などについて学びました。

 県が掲げる「健康立県」を受けて新潟薬科大学が主催。県民の健康づくりを支援するプロジェクト「にいがた元気プラス」に取り組む新潟日報社が共催し、長岡市民ら約50人が参加しました。

 新潟薬科大学学長特別補佐・薬学部教授の若林広行さんは薬は病気への強い武器になるが過度に頼りすぎないために、適度な運動や笑いのある生活、バランスの取れた食事の大切さを指摘。「健康で幸せを感じられる幸福寿命を延ばしましょう」と呼び掛けました。

 新潟市民病院産科部長・患者総合支援センター長の倉林工さんは、女性の卵巣ホルモン・エストロゲンが減少する更年期に現れるほてりなどの症状を説明しながら、「更年期をネガティブにとらえるのではなく、自分の人生や健康について考え直すことのできる大切な時期ととらえましょう」と話しました。

 県立燕労災病院長の遠藤直人さんは「日本は急速に高齢化が進む中で、平均寿命を延ばす以上に健康寿命を延ばすことが重要です」と強調。健康長寿であるために、①食事の栄養に気をつける②体を動かす③社会参加して他人とつながる―を「健康長寿の3本柱」として掲げました。

 参加者からは「女性ならではの症状や気をつけないといけない病気のことがよく分かった」「家にお年寄りがいるので、今日聞いた話を聞かせてあげたい」といった声が聞こえていました。












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