魚沼市の在宅医療の現状と未来をテーマにした市民フォーラムが、小出郷文化会館で開かれた。医療介護の関係者が意見交換し、どのような治療を望むのか患者の本音を引き出す大切さや、在宅医療を支える体制と制度を周知する必要性などが語られた。


 地域医療魚沼学校や魚沼青年会議所などの共催で9日に開かれ、市民ら約180人が参加した。  意見交換には5人が登壇した。在宅医療について小千谷市魚沼市医師会の中島拓会長は「患者が苦しんだらどうしたらいいのかなど、家族は心配だらけ。さまざまにサポートする人がいることを伝えている」と説明。うおぬまケアセンター管理者の渡部道子さんは、市内では医療と介護の情報共有が円滑に行われており、在宅の患者のケアに生かされているとした。  意見交換では、山間地が多い魚沼市では今後高齢化が進むにつれて通院が困難になる患者も増えるとの予想が示された。また情報通信技術を活用し、医療介護関係者と家族とを結び付ける工夫が必要との提起もあった。  美雪園訪問看護ステーション管理者の真島淳子さんは「療養される方の希望をかなえるお手伝い、人生そのものに関わる仕事だ」と思いを語った。  また南魚沼市の医療法人社団萌気会の黒岩巌志理事長が講演し、在宅医療の実践事例を紹介した。 【写真】在宅医療をテーマに医療や介護関係者が意見を交わしたフォーラム(魚沼市)                                         (2022/03/15 新潟日報掲載)